多汗症の治療法とセルフケアするときのポイント

多汗症の治療技術は近年急速に進歩してきています。

以前は塗り薬による治療が一般的とされていたものの、最近では注射や手術による治療法も確立されてきています。

多汗症の治療法にはさまざまな種類がある!

多汗症の治療法として最も一般的なのは「塗り薬」です。

よく処方されている塗り薬は塩化アルミニウムが含まれた軟膏です。その軟膏を塗布して汗腺をふさぐことにより、過剰な発汗を抑制するのです。

塩化アルミニウムは市販されている制汗スプレーにも配合されている成分で、アレルギー反応を起こすリスクが非常に低いという利点があります。

ただし、1度の塗布で症状が劇的に改善することがないことも覚えておきましょう。

次に考えられるのは「ボトックス注射」です。

交感神経の働きを抑制する「ボツリヌス菌」を患部に注射することで、発汗を劇的に抑えることができます。ただし、制汗効果は4カ月から8カ月程度で、根治するわけではありません。

3つ目は「内視鏡手術」です。

多汗症になっている部位を切開して、交感神経を切除するという方法で、確実に発汗を抑えることが可能です。

また、切開のサイズは3mmないし4mm程度なので、回復は早く傷跡もほとんど残りません。とはいえ、手術の反動として別の部位から大量の発汗が起こるリスクもあります。

セルフケアで治したい人は「ストレス対策」をしっかりと行おう

「手術は不安だから、セルフケアで症状を改善したい…」という人は、ストレスをためない生活スタイルを心がけましょう。

多汗症はストレスによって自律神経が不安定になることが主な原因とされています。
ですから、運動を定期的にすることや、十分な睡眠を心がけることにより、ストレスを減らす努力を払いましょう。

入浴時はシャワーではなく、湯船につかってしっかりと汗をかくことも、自律神経を安定させる効果があります。

また、就寝前にはリラックス効果のあるお茶を飲むことで、自律神経をゆっくりと休ませることができます。